2023年12月21日
「今帰仁ミャークニー大会」復活へ!
沖縄に来て、7日目。今帰仁村に来て4日目になる。明日は広島だ。
今回の旅の目的は二つ。
一つは17日の琉球民謡協会師範・教師試験で、ノーリーが教師試験に合格すること。
これは目的を達成した。
ノーリーこと村上勝規君は今年6月のコンクールで最高賞を受賞し、7月の藝術祭にも参加、そして今回の試験だから3回の訪沖。
それだけに喜びもひとしおだろう。
さて、もう一つは、今帰仁ミャークニー大会を復活させること。
18日の今帰仁文化協会さんとの話し合いと、今帰仁村の方々との繋がりで、なんと!
来年11月に「今帰仁ミャークニー大会」を開催することが決まったのだった。
今帰仁村の新庁舎の会議室で、今帰仁村文化協会のお二人、教育委員会それに故平良哲男さんのご兄弟とで確認してもらった。
今帰仁ミャークニーは、その音楽性、今帰仁の人々の暮らしとの深い繋がり、人情の暖かさなどが注目されてきたが、それは即興で今の思いをウタに詠む、ということにも特徴がある。
その一人として研究もされてきた渡名喜マツさんのお家にお邪魔した。マツさんはすでに他界されているが、マツさんが日々つぶやきのように作ったウタ(すなわち琉歌)の数々をお孫さんの一人一江さんが
書き留めていたのだった。
あちこちからビデオテープやDVD、CDなどが見つかり、それを預かって研究させていただく。
どんな「大会」にするのか、それは今帰仁の方々の思いによる。私からはどんな調弦、節回し、スタイルであっても「今帰仁ミャークニー」と称している限りどなたでも参加できるということだ。
そして子どもからお年寄りまで、多くの方々が参加できる祭になれば、と思う。
今帰仁ミャークニーが滅びつつあるという危惧は全く消えたわけではないが、何もできずに消えていくことはないと確信できた。同じ思いを持たれる今帰仁の方々と繋がれて、その思いを強く持った。