2024年02月26日

与那国二日目

2月22日。
そういえば猫の日だ。

与那国滞在2日目。
沖縄に滞在してトータル19日目になる。

猫ではなく馬にまず出会う。
与那国二日目

与那国馬は現在130頭ほど、あちこちで草を食べる景色がいかにも与那国島らしい。だがどっかで見た景色だと思ったら宮崎の都井岬の野生馬だ。

しかし与那国の馬はそれほど大きくなく、脚がしっかりしている。離島であるために交雑が少ない。農作業に適する体型を維持している。

与那国二日目

東崎(あがりざち)にある「ドゥナンスンカニ」と「ドゥナントゥバルマ」の歌碑。

そしてもう一つの歌碑にも行ってみた。
「なんた浜」の近くにあった。

与那国二日目
「与那国スンカニ発祥の地」とある。

隣には
与那国二日目
「人頭税廃止百年記念の碑」。

なんた浜の近くではなく、道路を挟んだ反対側にあるので、なかなか気付きにくい。

なんた浜には、まだ歌碑がある。

与那国二日目
与那国二日目

「なんた浜」は1930年に宮良長包作曲、宮良高夫作詞。カラオケでも人気がある。

もう一つ。
与那国二日目

「すんかに節」とある歌碑だ。

なんた浜の周辺は歌碑好きにもたまらないのだが、琉球王朝時代は人頭税の監視のために石垣島や首里から派遣された役人たちが三年ほどの赴任を終えて帰る場所であった。

なんた浜下りてぃむちゃる酒盃や 目涙あわむらち 飲みぬならぬ
(歌意)なんた浜に下りて持つ盃は 目涙あふれて飲むことができない


なんた浜までぃや 妻に送らりてぃ 屋手久東崎 女童たまし
(歌意)なんた浜までは妻に送られて 屋手久、東崎(地名)は娘の責任

屋手久とは、与那国語では「だてぃく」と読むが、与那国島の東側に今も残る「火番盛」があるあたりになる。東崎から西に少し移動した高い場所だ。

与那国二日目
「ダテイクチデイ」と書いた看板があるが、発音は「だてぃくちでぃ」となる。「屋手久の頂上」という意味で、与那国は「y」が「d」になる。

なんた浜で別れをし、また遠い東の丘の上に登っていく娘たちの姿は見るものにも深い同情を与えたと伝えられている。


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