春を告げるものたち
東京や福岡、長崎のソメイヨシノが咲いたとニュースが報じていた。
春がやってきた証拠を探したい、とカメラ少年ならぬカメラオヤジは、子どものように心震わせて出かけるのである。
早咲きの桜はもう咲いている。
先週、クレド三線教室の帰りに咲いていたハクモクレン。
花なら負けじと、うちの菜園は花盛りである。
野菜の花だから、サラダにもよく使う。
鳥も春を告げる。
ジョウビタキの雌もすばしっこく餌を探していた。
少し山に車で登ると、鳥の天国。
コツコツという音に気づいてカメラを向けると。
初めて撮影したコゲラ、キツツキの仲間だ。
地元の方もあまり知らないと言う。
でも、近所の公園にだって、このコゲラが居た。
流石にコツコツというドラミングは聞こえないが、何かを探していた。瞳とふっくらした頭に魅力を感じる。
シジュウカラは巣作りをしている。子どもを育てる準備だ。
普段は嫌がられてるカラスだって、羽繕いをしてあげてる。
南国宮崎で生まれた私は小学生くらいまでは、自然観察日記をつけていた。正月が過ぎたあたりから畑に行くとモンシロチョウが飛び、啓蟄を待たずして冬眠した虫たちも土の中から這い出ているのをワクワクしながらノートに書いていた。
それが、この年になると車でカメラを振り回すようになった。でも気持ちは変わらないのだけどね。
そして我が家の足元でも
もう、春なんだってば、クロにあんずよ!(笑)
関連記事