2019年11月24日
三線大学 初日

三線製作者協同組合主催の「第15回三線大学」に参加した。
安里の栄町商店街の前にある。今年の春にこの企画を知り、早速申し込みをした。一年に二回開催されるが人気が高く、6月の三線大学は満席で今回の参加となった。
三日間で三線一丁を作る。
その初日だ。

私は「江戸与那」(えどゆなー)を選んだ。与那型は二人いたがエドユナーは一人。


素敵な講師陣。
優しく教えてくれる。時には微妙な箇所は職人自らやってくれる。
女性には、特に優しい(笑)

使い慣れた道具もあれば、使ったことがない工具もある。
最初のオリエンテーションで、昔から三線が完成すると「良い出来だね」とは言わなかったと聞いた。
「ゆーんまりとーん」(良く生まれているね)
というらしい。
三線を作るのではなく、三線を生み出すのだよ、と言われてハッとした。後からこのことを強く実感することと出会うのだが。

お昼は、講師や受講生の皆さんと美味しいそば屋へ。

午後も講師のご指導で、削っていく。
作業をするうちに、この型にしたことを少し後悔することもある。細部がとても技巧的に作られていることがわかるからだ。
しかし「江戸与那」は琉球使節が江戸上りで使っていた三線の型の一つだと思うと、さらに興味が深まっていく。

夜もまた講師や仲間たち、さらにその友人たちも一緒に栄町へ。

ブラジルから来た青年はブラジルでも活躍している民謡唄者だった。

同じ琉球民謡協会のブラジル支部の金城秀樹さん。素敵な歌声だった。

1日の作業を終えて疲れを取るにはこれ。
ヒージャーのチーイリチー。
まだ作業は半分も終わっていない。明日へと続く。
Posted by たるー2 at 07:24│Comments(0)
│三線を作る
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