ドゥナンスンカニ大会
与那国島で3月10日に行われた「スンガニ歌き遊び」の様子。
与那国町役場の方が動画を送ってくださった。
「歌き遊び」は「うたきあんび」と読んで、島の言葉で「ウタ遊び」だ。
「大会」ではない、それに替わるとして「審査」はない。全員が「参加賞」だ。
こうして一歩も二歩も引いたようにみえるが、なんのなんのウタを後世に残すものすごい努力さえ感じる。スンガニは「ドゥナンスンカニ」のことで与那国ションカネという方が知られているだろう。しかし島の言葉で唄うスンガニが淘汰されようとしている。作詞(琉歌)のワークショプを開いたり、それをスンガニに乗せる勉強をしたり、コツコツと積み上げてきている。
素晴らしい唄者のウタを聴くのも上等。
しかし、いつのまにか拍手していたが誰も唄えなくなったことに気づいてももう遅い。
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