ビルの谷間に咲く毒草
気候も良くなって、散歩するようになって、色々なものと出会う。
もう梅の実の季節なんだ。
毎年、さしす梅干を漬けるけれど、今年はやめようかな。まだ残っている。
近くのスーパーにあるケラマツツジ。満開になりつつあるけれど、今年はすこし花がパラパラ。
フェンスからピンクの優しい表情をのぞかせている。
ユウゲショウ。アカバナ科マツヨイグサ属。
アカバナユウゲショウという名前もあるが、夕方より朝から咲いている。
「夕化粧」とは夜の仕事をする人の化粧だから、大昔は遊女などを指してしたのかもしれない。
鳳仙花を、その花の色から「ダマクラ」と呼ぶ地域がある(奄美方面)。人を騙くらかす、からだろうね。
それに比べて、このユウゲショウは派手さはない。「化ける」という雰囲気もない。清楚でひたむきな花のように見えるのだが。
極め付けは、マムシグサ。サトイモ科テンナンショウ属の多年草である。有毒植物なんだそうだ。
見た目は、カラーとそっくり。同じサトイモ科だからね。最初はウツボカズラかと思い、近づいてみた。
エキキターレという、広島駅北口からすぐのビルの谷間の公園に咲いている。
根っこに触っても被れるとか。そんな危険なものが生えてるなんて。どこからどうやって、ここに紛れこんだのか。
こんなのも散歩の楽しみだ。
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