島に居る気持ちで
今週末は「けんみん文化祭ひろしま 民謡民舞の祭典」が豊栄町で行われる。
コロナでしばらくお休みとなっていた祭典。
世果報会は10年以上も前から毎年参加して、この民謡民舞の祭典に参加してきた。
誰でも参加できるわけではなく、春先に地域予選がある。安芸、府中地域での予選に勝ち抜がなくてはならない。おかげ様で毎年予選で代表には選ばれている。
昨年から沖永良部民謡の「永良部百合の花」を演奏し、それに島で行われている盆踊りを合わせて披露している。
踊りの中心になっていAさんのお母様は沖永良部出身。
そして歌うメンバーには沖永良部出身が二人。
昨日は海田公民館(織田幹夫記念館)でのリハーサル。
二人は永良部百合の花の中で独唱を担当する。
二人の声を聞いていると沖永良部の島で聞く歌声の味わいが伝わってくる。
私が沖永良部島に行ったのはもう20年前。
沖永良部出身の先輩から
「自分は仕事で正月に帰ってないから、洋、お前代わりに帰ってくれんか」
と言われて、ノコノコとフェリーに乗ってお宅を訪ねた。
正月とはいえ遅くまで百合の出荷作業に追われておられた。
身も知らない私を暖かく受け入れてくださり、お酒を飲む歌人がいないからと、小学校の校長先生や唄者を呼んでくださって、やっこ踊りも飛び出して賑やかな宴会になったことを懐かしく思いだす。
昨日リハーサルを見ていて、もう一度島を訪れてみたいと言う気持ちが強くなった。
今週末、世果報会としてステージに立つ。
私の担当は太鼓。
島で歌い踊っているような気持ちでステージに立ちたい。
(2020年2月のけんみん文化祭ひろしま)
関連記事